しかけ絵本のアトリエ

お気に入りの絵本、しかけ絵本づくりのこと、ポップアップカードなどについて

2021-01-01から1年間の記事一覧

好きなしかけ絵本10選(おすすめ!)【はてなブログ10周年特別お題】

「好きなしかけ絵本10選」をピックアップしてみました。感想・レビュー付き。 個人的な好みで選んだマイ・ベストですが、皆様にもおすすめできる名作が並んだと思います。

鑑賞記録:「はり絵画家 内田正泰展」@蕗谷虹児記念館

日本の四季の風景をはり絵で表現した内田正泰さんの展覧会が新発田市で開催されています。 前期展示の【夏・秋編】を鑑賞した感想を記します。

〈初心者のポップアップカードづくり〉Vフォールドしかけのちょっとしたアレンジ法

しかけ絵本や市販のカード、素敵なポップアップ(飛び出すしかけ)を見ていると「自分も作ってみたい!」と思うことがあるかもしれません。 型紙つきの教本も販売されていますし、型紙をダウンロードできるサイトもありますので、そういったものを使えば「上…

自作のポップアップカード:《星空》

流れ星とまたたく星々を表現した手づくりポップアップカードです。 弧を描いて落ちる流れ星は基本のVフォールド。 背景は、小さな穴の裏側から縞模様の紙をスライドさせることで、星がキラキラと点滅する様子を表現しました。

プルタブしかけ絵本のイチオシ:かわいいだけじゃない!『うっかりペネロペ』シリーズ

【感想・レビュー】つまみひきタイプの参加型しかけ絵本。青いコアラの女の子ペネロペといっしょに体験する日常は、新鮮さに満ちています。 ユニークで多彩なしかけは、驚きと楽しさいっぱい!

本の紹介:漢字学習が知的アミューズメントに!『絵で見る漢字―KANJI PICT・O・GRAPHIX』

【感想・レビュー】外国人が日本の漢字やかなを覚えるための学習本。 漢字の形を独自の絵文字で表現していて、その工夫や発想が面白い! 日本人が見れば、ユーモアあふれる文字遊びの本として楽しめます。

エリック・カールの絵本と翻訳の工夫③:『みんないきてる みんなでいきてる!』いっそ翻訳しないという選択

【感想・レビュー】生き物をモチーフにした楽しい詩とダイナミックな絵の詩画集。 英語版”Eric Carle's ANIMALS ANIMALS”が古今東西の詩を集めたものなのに対し、日本語版では工藤直子が独自に詩をつけています。

エリック・カールの絵本と翻訳の工夫②:『えを かく かく かく』意訳を超える踏み込んだ表現

【感想・レビュー】日本語版と英語版”The Artist Who Painted a Blue Horse”を比較すると、大きな違いがあります。 アーサー・ビナードの日本語訳は、独自の表現を盛り込み、より情熱と躍動感に満ちた文章に仕上げています。

エリック・カールの絵本と翻訳の工夫①:『はらぺこあおむし』日本語のリズムと”再創作”

【感想・レビュー】英語版と日本語版、比較するとその違いも興味深いです。『はらぺこあおむし』のもり ひさしさんの日本語訳は、直訳にはしらず、リズムや音のひびき、そして「めくり」の面白さを大事に再創作されています。

第5回手づくりしかけ絵本コンクール結果:『ぶんぶんしまこさんの きをつけなくちゃ』が優秀賞を受賞しました

今回は、自作のしかけ絵本について。 プロフィールにも書いていますが、私はここ数年、手づくりしかけ絵本コンクールに挑戦しています。全くの初心者から始めて、4度の応募をしてきました。 1番最近の作品が、『ぶんぶんしまこさんの きをつけなくちゃ』。…

エリック・カールさんの絵本《訃報を受けて》

エリック・カールさんの絵本の中から、思い入れのあるものを振り返ります。 【感想・レビュー】『パパ、お月さまとって!』、『こんにちは あかぎつね!』、『えをかくかくかく』。

ずっと探していた言葉遊び絵本『それ ほんとう?』復刊でみつけました

タイトル・作者名を覚えておらず、長年みつけられなかった本。 【感想・レビュー】頭に「あ」がつく言葉を並べてつくられたお話から、「わ」がつく言葉でつくられたお話までが、ずらり。1話の長さに驚きます。言葉遊びとともに楽しむシュールでおかしなお話…

自作のポップアップカード:《りんごの花》

4月に女の子を出産した長野の友人へ、りんごの花のポップアップカードを作りました。 女の子のかわいいイメージを、花咲くりんご畑のイメージに重ねて。 りんごの花は少し不思議で、 咲いた花は白っぽいのに、つぼみは赤やピンク色。そこがとても可憐で好き…

しかけ絵本紹介:「食べる」をモチーフにした小さい子向けの2冊

【感想・レビュー】赤ちゃん・幼児におすすめ、すぎはらけいたろう『たべるのだあれ?(とびだすえほん)』と、よねづゆうすけ『もぐもぐもぐ』。 それぞれ、ポップアップしかけ・穴あきしかけで「食べるお口」を楽しさたっぷりに表現しています。

しかけ絵本紹介:やまはたマリー『ぱらぱらどうぶつえん』《プルタブ》

やまはたマリーさんの出版デビュー作。 【感想・レビュー】 つまみを引くとぱらぱら漫画のように絵がめくれて、動物が動くしかけ。かわいらしい動きがほほえましいです。 マリーさんは過去に手づくりしかけ絵本コンクールで最優秀賞を受賞されています。

自作のポップアップカード:《おきにいりのふく》

前回に引き続き、こちらも親戚の子どもへのプレゼントとして手づくりしたポップアップカード。その子をモデルにしました。今度は女の子です。 「この服がお気に入りでこればかり着ているの」とのお母さんの話を聞いて、このデザインにしました。 小さい頃の…

自作のポップアップカード:《きょうりゅうにのる》

親戚の男の子へのプレゼント用に、ポップアップカードを手作りしました。 恐竜が好きということなので、その子をモデルに、ブラキオサウルスっぽい草食竜に乗ってもらいました。首を動くようにして、木の葉を食べている感じが出せたらいいなと思って設計。 …

おすすめしかけ絵本:マリオン・バタイユ『ABC3D』《ポップアップ》

【感想・レビュー】 シンプルでスタイリッシュな、大人にもおすすめのしかけ絵本です。 最小限のもので大きな驚きを生み出す、Marion Batailleの傑作アルファベット劇場。 エスプリあふれるおしゃれなしかけに唸ります。インテリアのように楽しんでも。

おすすめしかけ絵本:『とびだす!うごく!ゆうえんち』《ポップアップ》

【感想・レビュー】 小学館のてのひらしかけえほんシリーズ。 小さいけれど驚きいっぱい!工夫がつまった実力派ミニ絵本。 日本のポップアップ絵本では私のいちおしです。 幼い子どもにぴったりですが、大人が見ても見応えあります。

しかけ絵本やポップアップカードの作り方《教本・解説本のおすすめ4冊》

しかけ絵本やポップアップカードをつくってみたい方へ。 しくみや作り方を理解するのに役立つ解説本を、実際に使った感想を添えてご紹介します。

このブログについて

このブログでは、気に入った絵本の紹介や、しかけ絵本づくりにまつわる話題を中心に綴っていきます。 子どもの頃から絵本が好きで、大人になってからも、本屋でお気に入りをみつけては少しずつ集めてきました。 ずっと専ら「読む側」だったのですが、5年程前…